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あの日、ロマンスカーで。
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あの日、ロマンスカーで。

2006/10/4 Photo&Text byMORIAO

特急列車―利用者には遠い目的地に早く到達するための手段であり、道中を快適に過ごしてもらうための存在。
最近では、特急料金の値下や本数の増加、それに伴う利便性向上で、もはや生活の一部として捉えられているものも少なくありません。それでも、特急列車というものは鉄道会社にとってイメージリーダーのようなものであるため、身近に親しんでもらえる存在として売り込んでいく姿勢には一概に否定は出来ません。
ただし、特急列車として本質的な価値観を突き詰めて考えれば、果たして身近なだけで務まるものなのか、運賃とは別に「特別」な料金を払って乗る利用者への値打ち分の満足感にこだわっているのか…
今回は小田急電鉄が満を持して導入した特急ロマンスカーの最新作「VSE―Vault Super Express」への乗車を通じて、特急列車という存在の価値観にスポットを当ててみたいと思います。
ただロマンスカーに乗るだけなのもつまらないので、ついでに登山電車・ケーブルカー・ロープウェイといった箱根登山の定番手段にもご登場いただきましょう。
前評判が非常に上々のロマンスカーVSE、個人的にJR以外の私鉄で乗る前からコレほどワクワクした列車に巡り会えたのはこれが初めてです。多分。
 
    新宿⇒箱根湯本⇒強羅⇒早雲山⇒大涌谷⇒箱根湯本⇒新宿
路線名 列 車 名 発 駅 時刻 着 駅 時刻
小田急小田原線 スーパーはこね13号 新 宿 10:00 箱根湯本 11:18
箱根登山鉄道線 普通列車 箱根湯本 11:35 強 羅 12:14
箱根登山ケーブルカー   強 羅 12:25 早雲山 12:34
箱根登山ロープウェイ   早雲山 大涌谷
小田急小田原線 はこね28号 箱根湯本 15:18 新 宿 16:49
あの日、ロマンスカーで
第1部:対面、ロマンスカー
第2部:真価と真価。酔い痴れる
第3部:箱根を垣間見る
第4部:最前列のロマンス
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