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第4部:明日へ誘う列車
あちこちで見かける「がんばろう」の文字。震災から4ヶ月経った今でも「がんばろう」と奮い立たないといけないようです。がんばらないといけないのは被災者ではなく、大丈夫でいられる「非災者」なのは周知の通りだと思います。義援金を送ったり、物資を提供したり、ボランティアに積極参加したりするほかにも広まった選択肢は、ムダにすることなく有効に活用したい…「復興」に対する志を再認識させられた道中でした。 訪れた先々は総じていつも通りの様相で、あの未曾有の災害が同じ県で発生したとは思えないくらい、平穏を保っておりました。ラーメンは美味しくいただけましたし、磐越のSLも元気よく走り、乗務員やスタッフは精一杯もてなす…そんな光景を、より印象深く演出していく姿勢に「復興」への強いアクセントを感じ取れたと思います。 こうしたムーヴメントが、被災地への希望の一助につながることを祈念し、次のきっかけを模索していくことにします。